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農林水産委員会

2026年5月19日

40件の発言

  1. ○委員長(藤木眞也君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします

    ○委員長(藤木眞也君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨日までに、竹内真二君が委員を辞任され、その補欠として竹谷とし子さんが選任されました。     ─────────────

  2. ○委員長(藤木眞也君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします

    ○委員長(藤木眞也君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  食育基本法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、文部科学省大臣官房学習基盤審議官堀野晶三君外三名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

  3. ○委員長(藤木眞也君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします

    ○委員長(藤木眞也君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────

  4. ○委員長(藤木眞也君) 食育基本法の一部を改正する法律案を議題といたします

    ○委員長(藤木眞也君) 食育基本法の一部を改正する法律案を議題といたします。  提出者衆議院農林水産委員長藤井比早之君から趣旨説明を聴取いたします。藤井衆議院農林水産委員長。

  5. ○衆議院議員(藤井比早之君) ただいま議題となりました法律案につきまして、提案…

    ○衆議院議員(藤井比早之君) ただいま議題となりました法律案につきまして、提案の趣旨及び主な内容を御説明申し上げます。  食育基本法は、食育に関する基本的事項を定め、施策を総合的かつ計画的に推進することによって現在及び将来にわたる健康で文化的な国民の生活と豊かで活力ある社会の実現に寄与することを目的として、平成十七年に議員立法により制定されました。  本案は、我が国における食や農林漁業を取り巻

  6. ○委員長(藤木眞也君) 以上で趣旨説明の聴取は終わりました

    ○委員長(藤木眞也君) 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。  これより質疑に入ります。  質疑のある方は順次御発言願います。

  7. ○石垣のりこ君 立憲民主・無所属の石垣のりこです

    ○石垣のりこ君 立憲民主・無所属の石垣のりこです。  本日は、二十年ぶりに改正されます議員立法、食育基本法の質疑、本参議院農林水産委員会で行えますことに、委員の皆様、そして提出者の衆議院のお三方もお越しいただきました。御協力に感謝を申し上げたいと思います。  国会は唯一の立法府でありながら、国会で審議される法律のほとんどは閣法でございます。議員立法は、数が少ないだけではなく、国会での審議がほと

  8. ○石垣のりこ君 コロナに関しては今緊急事態が出されているような状況ではないにせ…

    ○石垣のりこ君 コロナに関しては今緊急事態が出されているような状況ではないにせよ、物価高は更にこの国民生活を非常に圧迫しているという状況にありますので、これを推進がなかなか進まなかったという理由にしてしまいますと今後もかなり厳しいのではないかというふうに予想されてしまいますし、PDCAサイクルを回すにしても、これまでの政策に関しても基本的にはそういう検証がなされて、回していこうという意思の下に行わ

  9. ○衆議院議員(神谷裕君) 委員長、ありがとうございます

    ○衆議院議員(神谷裕君) 委員長、ありがとうございます。  石垣先生、御質問誠にありがとうございます。また、この法案作成においては、先生にもたくさん御知見をいただきました。この場を借りて厚く御礼を申し上げたいと思います。  先ほど、先生から食育の定義についてお問合せをいただきました。確かに、この法案では定義の規定は置いてございません。しかしながら、この前文において、様々この食育についての考え方

  10. ○石垣のりこ君 定義はその前文に込められているということで、生きる上の基本と、…

    ○石垣のりこ君 定義はその前文に込められているということで、生きる上の基本と、食べることはなくして私たちの命を継続させることはできないと、まさしくそうだと思います。  この前文には、そのほかにも、食に関わる人々の様々な活動への感謝の念や理解を深めつつと、感謝を深めるということが目標として掲げられているんですね。感謝そのものは非常に重要なものであると私も思うんですが、本来、感謝というのは、食につい

  11. ○衆議院議員(簗和生君) お答えいたします

    ○衆議院議員(簗和生君) お答えいたします。  広く国民の農林漁業の現場への理解を醸成するということが今回の改正によって実現されるべき大きな柱でありまして、そこにおいては、国民の日々の食生活、食という行為が自然の恩恵の上に成り立っており、農林漁業者を始め生産の段階からあらゆる関係者の活動によって支えられているということ、こうしたことへの理解を深めることによって感謝の念を抱くということが大切になる

  12. ○石垣のりこ君 ありがとうございます

    ○石垣のりこ君 ありがとうございます。  感謝そのものの気持ち、感謝することの大切さというのは重々承知をしております。ただ、先ほど申し上げましたように、他者からの働きかけ、忖度が働いてしまいますと感謝することの本質というのを見失ってしまうのではないかと、内面に踏み込むことにもなると思います。食べ物を作ってくださっている方々の御苦労を知ることによって、また命をいただくということがどういうことかを知

  13. ○衆議院議員(神谷裕君) 大人の食育についての御質問をいただきました

    ○衆議院議員(神谷裕君) 大人の食育についての御質問をいただきました。  昨今、大人世代では、野菜類、果物類の摂取の減少や、肉類、油脂類の消費増加など、大人の栄養バランスに乱れが生じているところでございます。バランスの良い食生活こそが健康寿命の延伸や医療費の軽減につながると考え、大人の食育に力を入れることといたしました。  今回の改正により、官民連携食育プラットフォームを通じて民間企業を巻き込

  14. ○石垣のりこ君 ありがとうございました

    ○石垣のりこ君 ありがとうございました。  食育は非常に幅広い概念でありますけれども、価値や規範を学びつつ、その前提を問い直す力をも育むことが生きる力として大事なことであると考えます。  以上で質問を終わります。

  15. ○舟山康江君 国民民主党・新緑風会の舟山康江でございます

    ○舟山康江君 国民民主党・新緑風会の舟山康江でございます。  今般の食育基本法改正の背景と理由につきましては、先ほど、法案提出者、藤井衆議院農林水産委員長から御説明がございましたけれども、この改正に関するプロセスにつきまして、まず与党内で議論が行われ、大枠の方向性が確認された後に、昨年十一月以降三月まで四回にわたって超党派の議論が行われてまいりました。私も議論に加わってきましたけれども、合意形成

  16. ○舟山康江君 コロナの影響がないとは言えないと思いますけれども、コロナ直後の数…

    ○舟山康江君 コロナの影響がないとは言えないと思いますけれども、コロナ直後の数年よりも、一昨年ですね、二〇二四年度の方がどおんと大きく下がっているということを考えると、やっぱり原因をそこだけに矮小化すると本質的なその向上に向けての取組ができないんじゃないのかなと思いますので、是非、しっかりと前に進めるための積極的な、せっかくこれ二十年ぶりの改正ですから、改正を踏まえた積極的な取組をお願いしたいと思

  17. ○舟山康江君 ありがとうございます

    ○舟山康江君 ありがとうございます。  取り組む学校数が増えている中で、先ほど指摘させていただきましたとおり、全体としての農林漁業体験は減っているということ、これ本当に深刻だと思うんですね。是非、農林水産省として、文科省とも協力をしながら、いろいろと問題点を取り除く、そういった取組もしていただきながら、前に進めていただきたいと思います。  文科省では、今、学習指導要領の改訂の議論が行われている

  18. ○衆議院議員(簗和生君) 今回の改正では、前文において、食に関する体験活動を通…

    ○衆議院議員(簗和生君) 今回の改正では、前文において、食に関する体験活動を通じて自然の恩恵や農林漁業者を始めとする食に関わる人々の様々な活動への感謝の念や理解を深め、食育の推進に自ら進んで取り組んでいく旨を盛り込みました。  特に、第二十条においては、今先生が御指摘のように、学校における食育として、農林漁業教育を明記をしており、ここで行われる農林漁業に関する体験活動は、農林漁業に携わっている方

  19. ○舟山康江君 私、やはり今回の法改正の意義の一つは、どうしても法律ってその所管…

    ○舟山康江君 私、やはり今回の法改正の意義の一つは、どうしても法律ってその所管省庁が中心となって、他省庁とは、いわゆる縦割りという、よく一般的に言われますけれども、そういった形で何かこう分断されているようなところがありますけれども、そこをしっかりと横串を刺して一緒に取り組んでいくという、こういった機運を高めることも非常に今回法改正の意義の一つではないかと思っております。是非、学校現場の御理解、そし

  20. ○舟山康江君 是非、今御答弁いただいたような取組を進めていただきたいと思います

    ○舟山康江君 是非、今御答弁いただいたような取組を進めていただきたいと思います。  ともすれば、本来直接取引ができるのに学校給食会を通さなければならないというような弊害が指摘されてないわけでもないので、そういったことがないように、まさに給食会のおかげで円滑にいいものが供給できるんだ、提供できるんだというふうな組織になるような御指導、そしてその好事例の横展開、お願いしたいと思います。  以上で質

  21. ○高橋光男君 おはようございます

    ○高橋光男君 おはようございます。公明党の高橋光男でございます。  本日は、二十年ぶりとなる食育基本法の改正に当たり、審議そして質問の機会をいただき、ありがとうございます。  まず冒頭、これまで超党派で議論を進めてこられました、私も参加をさせていただきましたが、議論をリードされました簗先生、また参議院においては進藤金日子先生、そして各党各会派の議員の方々、そして衆議院法制局や農水省を始めとする

  22. ○副大臣(山下雄平君) お答えいたします

    ○副大臣(山下雄平君) お答えいたします。  高橋委員御指摘のように、学校給食におきまして地場産物を活用して地産地消を進めるということについては、子供たちが生産者の努力でありますとか生産現場の実態をきちんと理解し、そしてその理解を深めていくという食育の推進でありますとか、また、地域の農業、また漁業、水産とか、あと、若しくは小さな商工業の振興を図る観点からも重要だというふうに考えております。  

  23. ○高橋光男君 ありがとうございました

    ○高橋光男君 ありがとうございました。今おっしゃられたことをしっかり進めていただきたいと思います。  続きまして、大人の食育と職場の食環境整備についてお伺いします。  今回の改正では、食育の場として職場が法律に初めて明記をされました。これも大きな意義があると思います。働く世代にとって、毎日の食事は健康や生活習慣に直結をいたします。私自身昨年推進させていただいた食事補助の非課税限度額が四十二年ぶ

  24. ○衆議院議員(簗和生君) 昨今、食に対する関心の低下、食の簡便化志向、栄養バラ…

    ○衆議院議員(簗和生君) 昨今、食に対する関心の低下、食の簡便化志向、栄養バランスの乱れが顕著になっていること、また、農の現場の実情に触れる機会の減少等に起因をして消費者と生産者の関係が希薄化しているなど、食を取り巻く様々な課題が生じているため、子供だけでなく大人の食育に関する取組をより一層推進していく必要があるとの認識に立ち、大人の食育を新たな運動として掲げ、民間企業を巻き込んで消費行動の変容に

  25. ○副大臣(山下雄平君) お答えいたします

    ○副大臣(山下雄平君) お答えいたします。  今、簗委員がお触れになられました官民連携食育プラットフォームにおきましては、経済産業省の健康経営優良法人認定制度と連携し、従業員に対して食生活の改善に資する取組を行う企業を認定いたします食育実践優良法人顕彰制度を昨年度創設したところであります。現時点では三百三十四法人が認定されておりますけれども、そのうち約四割は従業員の数が三百名以下の企業でありまし

  26. ○杉本純子君 参政党、杉本純子です

    ○杉本純子君 参政党、杉本純子です。  本日は、食育基本法改正の審査に当たり質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。  食育とは、ただ栄養指導をすることではなく、自然や命をいただくことへの感謝、生産者への敬意、家族や地域のつながりを大切にすることなど、日本人が大切にしてきた精神文化にもつながります。また、日本の食を支える農業に自分も将来携わりたいと思える、そんな次世代の人材育成にもつ

  27. ○衆議院議員(簗和生君) 現行法においても、この前文に、食に関する生産者と消費…

    ○衆議院議員(簗和生君) 現行法においても、この前文に、食に関する生産者と消費者との信頼関係の構築など、農林漁業者等の食の生産に関わる人々の様々な活動に対し理解を深めることができるよう取組を進めてきたところでありまして、食についての意識にはこの生産の視点というものも現行からも含まれているところであります。

  28. ○杉本純子君 ありがとうございます

    ○杉本純子君 ありがとうございます。  日本人が長年育んできた価値観をこれからも大切に、農業を守ることの大切さを子供たちに教えることで一人一人の食への意識を高めていってほしいと願います。  食の意識といえば、先日、テレビ番組で会社員の方々へのインタビューが紹介されていて、少し前までは、最近の物価高で家計が苦しいということで、昼は外食から弁当を持参する又はコンビニで済ませる方が多いという話だった

  29. ○杉本純子君 ありがとうございます

    ○杉本純子君 ありがとうございます。  是非、知識だけを教えるのではなく、子供の頃から誰がどうやって作っているのかなどを学んで、日本の農業を自分たちが支えていかなくてはいけないんだという国民意識を育てることが今の日本に必要であると考えます。みんなで日本の食料自給率を上げていこうという強い流れをつくっていただきたいと思います。  最後に、現代は共稼ぎの家庭が多く、女性が働きながら子育てをするとい

  30. ○衆議院議員(簗和生君) 今回の法改正の大きな柱として、消費者が、国民がやはり…

    ○衆議院議員(簗和生君) 今回の法改正の大きな柱として、消費者が、国民がやはり生産現場をしっかりと理解をして、そして行動変容にまで結び付けると、ここがこの法改正の最も重要なところであると思います。  その中で、今、本質的な、根源的なお話をいただきましたので、今回の法改正に当たっての経緯というか趣旨的なものを改めて御説明をいたしますと、まず、一昨年に食料・農業・農村基本法の改正がありまして、食料安

  31. ○杉本純子君 ありがとうございます

    ○杉本純子君 ありがとうございます。  是非、子供たちに農業体験をもっともっとやっていただきたいと思います。子供たちの経験はその後の価値観につながると思いますし、また農業体験を楽しかったで終わるのではなくて、是非地元で農業をやりたいと思える、そしてそれを私たちがしっかりサポートする仕組みが大切だと思っております。  これからどんどん子供たちが農家になりたいという憧れの職業へとしていけるよりすば

  32. ○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です

    ○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  食育基本法の改正に当たって行われてきた超党派の会議に私も参加をしてきました。今日は、基本計画の策定に当たって幾つか要望をしたいと思います。  食育基本法が成立してから二十年余り、この間に食をめぐる環境は大きく変化をしてきました。その一つが、世界的な干ばつ、日本でも災害が相次いで、ウクライナ戦争やイラン戦争など、食料危機のリスクが高まっているということです

  33. ○岩渕友君 食料難の経験をやっぱり次の世代に引き継いでいくということは、今本当…

    ○岩渕友君 食料難の経験をやっぱり次の世代に引き継いでいくということは、今本当に大事になっているということだと思います。  そしてもう一つ、超加工食品について聞いていきます。  超加工食品は、加工食品より加工度が高く、すぐに食べることができるようになっている製品のことで、大量生産された菓子パンやインスタント食品など、私たちの周りにあふれています。先日質問をした人工甘味料もここに含まれているんで

  34. ○岩渕友君 ベルギーとかブラジルとかカナダなどでは、各国で超加工食品に対する指…

    ○岩渕友君 ベルギーとかブラジルとかカナダなどでは、各国で超加工食品に対する指針が発表されているんですね。WHOでも、超加工食品の摂取に関するガイドライン策定のために専門家を集めて、二年後の策定を目指しています。アメリカでも、昨年、政府が定める食生活指針に初めて超加工食品を位置付けました。  ところが、日本では、食生活指針にも前回の食育推進基本計画にも採用をされていません。超加工食品について評価

  35. ○岩渕友君 この超加工食品の概念は掲載されていないんですけれども、この概念を掲…

    ○岩渕友君 この超加工食品の概念は掲載されていないんですけれども、この概念を掲載して、その危険性について具体的に警告することが必要だというふうに思います。  ランセットの第三論文は、超加工食品の普及をもたらしている商業的決定要因について言及をしています。企業の行うロビー活動などによって、人々の健康に影響を与えるという問題よりも、企業による利益の追求が優先をされて規制が妨害をされているということな

  36. ○国務大臣(鈴木憲和君) お答え申し上げます

    ○国務大臣(鈴木憲和君) お答え申し上げます。  先生から御指摘の論文については、私も概要などを今拝見をさせていただいたところであります。この超加工食品も、見てみると、炭酸飲料とか書いてありまして、これ別に政府が定義したわけではないわけですけど、確かにこの炭酸飲料をずっと飲み続ければ良くないんだろうということは何となく、これ程度の問題というのが大事だと思います。  基本的には、政府としては、食

  37. ○岩渕友君 選択せざるを得ないという構造そのものに目を向けないと、基本計画のK…

    ○岩渕友君 選択せざるを得ないという構造そのものに目を向けないと、基本計画のKPIがいつまでも達成できないということになりかねません。  それなしに食生活の改善はなし得ないということを指摘して、質問を終わります。

  38. ○委員長(藤木眞也君) 他に御発言もないようですから、質疑は終局したものと認め…

    ○委員長(藤木眞也君) 他に御発言もないようですから、質疑は終局したものと認めます。  これより討論に入ります。──別に御意見もないようですから、これより直ちに採決に入ります。  食育基本法の一部を改正する法律案に賛成の方の挙手を願います。    〔賛成者挙手〕

  39. ○委員長(藤木眞也君) 全会一致と認めます

    ○委員長(藤木眞也君) 全会一致と認めます。よって、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

  40. ○委員長(藤木眞也君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします

    ○委員長(藤木眞也君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時五十九分散会