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文教科学委員会

2026年6月16日

94件の発言

  1. ○委員長(熊谷裕人君) ただいまから文教科学委員会を開会いたします

    ○委員長(熊谷裕人君) ただいまから文教科学委員会を開会いたします。  政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  著作権法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、文部科学省初等中等教育局長望月禎さん外二名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

  2. ○委員長(熊谷裕人君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします

    ○委員長(熊谷裕人君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────

  3. ○委員長(熊谷裕人君) 著作権法の一部を改正する法律案を議題といたします

    ○委員長(熊谷裕人君) 著作権法の一部を改正する法律案を議題といたします。  本案の趣旨説明は既に聴取しておりますので、これより質疑に入ります。  質疑のある方は順次御発言願います。

  4. ○赤松健君 おはようございます

    ○赤松健君 おはようございます。自由民主党、赤松健でございます。  では、早速質問に入らせていただきます。  今回の著作権法改正で創設するレコード演奏・伝達権、これは許諾権ではなくて報酬請求権であります。そして、指定団体を通じて徴収することや、使用料規程の作成、届出、それに当たっての利用者代表者との協議とかいった大まかな仕組みが法定化されます。その上で、具体的にどのように徴収して分配するか、こ

  5. ○赤松健君 ありがとうございます

    ○赤松健君 ありがとうございます。  個人用の定額制音楽配信サービスを使って店舗等で音楽を流している場合について、既にレコード演奏・伝達権を導入済みの国、諸外国ではこの公の伝達権行使についてどう扱っているのかを教えてください。

  6. ○赤松健君 適切な音楽の利用が行われるよう周知も大事なんですけれども、他方で、…

    ○赤松健君 適切な音楽の利用が行われるよう周知も大事なんですけれども、他方で、報酬請求権はこれ発生するので、もし使われたら徴収していくことが必要だと思います。ただ、個人用定額制音楽配信サービスでは商業利用は想定していないのだから、元栓徴収というのは現実的じゃないと思います。海外の利用の例も参考にしながら、どのように対応するか、しっかり検討を進めていただければと思います。  あと、簡便な徴収方法の

  7. ○赤松健君 これ、いいですよ

    ○赤松健君 これ、いいですよ。相当いい。利用者に負担が少なくて、かつ簡便な徴収方法として、案としてはもう画期的だと思います。これ、ただ、課題もいろいろあると思うんですけれども、公平性、透明性を確保するという観点からもしっかり検討していただければと思います。  徴収なんですけれども、利用者団体で慎重な意見を表明している団体もありますよね。例えば、私は、ジャズ喫茶とか、これを機に衰退しちゃうと、すご

  8. ○国務大臣(松本洋平君) よろしくお願いします

    ○国務大臣(松本洋平君) よろしくお願いします。  御指摘のとおり、小規模な事業者への負担につきましては、文化審議会の報告書におきましても、事業規模等を適切に反映するため、面積や定員数などに応じて段階的に金額を設定するなど、事前に十分に協議をいたしましてきめ細かく検討をすること、規模などの特に小さい事業などに関しましては支払免除や減額の措置を講ずるよう検討すること、徴収開始時は徴収額を引き下げ、

  9. ○赤松健君 ありがとうございます

    ○赤松健君 ありがとうございます。  文化審議会報告書では、利用者負担がかえって商業用レコードの利用の妨げになって、音楽やほかの活動の展開を萎縮させたり、過度な負担を生じさせたりすることのないよう、権利者側においては、各利用者の懸念や不安等に向き合って適切な配慮を講じていくことが重要とされています。  この点、今後、例えばAIで作成した、生成した音楽をBGMで流すというようなこのケースも増えて

  10. ○国務大臣(松本洋平君) 今委員が御指摘をいただきましたとおり、生成AIの発展…

    ○国務大臣(松本洋平君) 今委員が御指摘をいただきましたとおり、生成AIの発展によりまして音楽の利用状況や実演家等への対価還元にも様々な変化が生じ得る、そのように考えているところであります。  レコード演奏・伝達権の二次使用料の額や徴収の方法につきましては、本法律成立後に指定団体において具体的に検討することになるわけではありますが、利用者負担がかえって商業用レコードの利用の妨げとならないように、

  11. ○赤松健君 ありがとうございます

    ○赤松健君 ありがとうございます。  最後に、著作権の啓蒙普及について意見を申し上げます。  今回は、著作権法における著作隣接権の改正になるんですけれども、著作隣接権についてこれ余り理解が浸透していないですよね。こういったこの著作隣接権という制度の存在とか意義とか、著作権と実演家の権利、レコード製作者の権利の違いとか、この今回の改正を機に国民に対して分かりやすく周知、啓蒙を図っていくことがこれ

  12. ○勝部賢志君 おはようございます

    ○勝部賢志君 おはようございます。立憲民主党の勝部賢志です。  ただいま議題となりました著作権法の一部を改正する法律案について、私からも質問をさせていただきます。  著作権についてはこの間も様々な法改正等が行われてきましたが、今般は、演奏家、アーティストにも著作隣接権者としてBGM等の使用料が支払われるようになるための法改正というふうに理解をしております。ビッグアーティストと呼ばれるような少数

  13. ○勝部賢志君 今御答弁のあった二次使用料の分配の透明性というのは、利用者の納得…

    ○勝部賢志君 今御答弁のあった二次使用料の分配の透明性というのは、利用者の納得を得るということに加え、個々の演奏家、アーティストが自身の作品の利用状況あるいはそれに応じた分配状況を確認する上でも極めて重要だと思います。それができるだけ簡便にというか、分かりやすく公表されるということが求められるというふうに思っています。  しかし、サポートミュージシャンを含め、多数の演奏家、アーティストへの分配は

  14. ○勝部賢志君 先ほどちょっと私が申し上げたサポートミュージシャンというか、お一…

    ○勝部賢志君 先ほどちょっと私が申し上げたサポートミュージシャンというか、お一人で演奏しながら歌っておられる方もいらっしゃいますけど、周りでそれを支える人たち、音楽を提供するために必要なサポートもいれば、準備をしたり、事前の、何というんですか、運営を検討したりする、そういうスタッフというか仲間もいると思うんですね。  そういう方々に、先ほど言ったように公平公正に分配されていくというのは、仕事の中

  15. ○勝部賢志君 次に、新たな二次使用料の徴収について伺いたいと思うんですけれども…

    ○勝部賢志君 次に、新たな二次使用料の徴収について伺いたいと思うんですけれども、この度のレコード演奏・伝達権の創設によって演奏家、アーティストは二次使用料を受け取ることになるわけですけれども、その徴収がうまくいかなければ、演奏家、アーティストの手元に実際に届くことにはならないわけです。  放送の二次使用料と異なり、新たな二次使用料は、支払をしなければならない利用者が多数に上りますし、利用形態も多

  16. ○勝部賢志君 次に、指定団体が定めることになる使用料規程についてお伺いをしたい…

    ○勝部賢志君 次に、指定団体が定めることになる使用料規程についてお伺いをしたいと思います。  この使用料規程は、利用者代表が指定団体と協議をして内容について変更を求めることができるというふうに規定をされています。しかし、この利用者代表は、個々の利用区分における利用者数のシェアや、あるいは支払うこととなる二次使用料のシェアなどを踏まえて決めることとされておりますけれど、業界の統括団体等が想定される

  17. ○国務大臣(松本洋平君) 指定団体は、二次使用料規程の案を策定する段階で利用者…

    ○国務大臣(松本洋平君) 指定団体は、二次使用料規程の案を策定する段階で利用者から幅広く意見を聴取することとなっております。また、利用者団体の側におきましても、二次使用料規程案につきましては、指定団体と協議を行う際は利用者の意見を聴取することとなっているところであります。さらに、指定団体と利用者団体の協議が調わず裁定の手続に入った場合には、文化庁長官は両当事者の意見を丁寧に聞くとともに、文化審議会

  18. ○勝部賢志君 それでは次に、レコード演奏・伝達権の創設は、先ほど来議論していま…

    ○勝部賢志君 それでは次に、レコード演奏・伝達権の創設は、先ほど来議論していますけれど、演奏家、アーティストを始めとする関係者の悲願であり、確実に適切な対価還元につながるよう、速やかに実現すべきだというふうに考えております。  しかし、近年、演奏家、アーティストが受け取っている様々な使用料等は全体として減少傾向にあるというふうに伺っています。  その理由の一つが、音楽市場が世界的にストリーミン

  19. ○国務大臣(松本洋平君) 大変重要な御指摘だと存じております

    ○国務大臣(松本洋平君) 大変重要な御指摘だと存じております。  いわゆるそのバリューギャップの問題については、文化庁文化審議会著作権分科会においても御審議をいただくとともに、関係者からヒアリングなどを行っているところであります。  この結果、著作権等管理事業者とデジタルプラットフォーム事業者との具体的な交渉でありますとか契約内容について、著作権者でありますクリエーターに開示をされておらず、対

  20. ○勝部賢志君 今回のこの著作権法の一部を改正することによって、冒頭も申し上げま…

    ○勝部賢志君 今回のこの著作権法の一部を改正することによって、冒頭も申し上げましたけれども、演奏家、アーティストの方々に適正な還元がなされていくということを是非実現していただきたいと思っておりますので、私たちもそのような状況をこれからもしっかり見守りながら、必要に応じてまた議論をさせていただければというふうに思います。  ちょっと少し時間がありますので、別な課題についてちょっとお伺いをしたいとい

  21. ○勝部賢志君 指導要領というのは、今答弁の中にもありましたけれど、学校現場で教…

    ○勝部賢志君 指導要領というのは、今答弁の中にもありましたけれど、学校現場で教職員と子供たちが創意工夫して教育活動をしていくということが極めて重要で、その根本となる基準というか、大綱的な基準になろうかというふうに思うんですけれども、私は、今答弁のあった方向性というのは、これから求められている極めて重要な観点だなというふうに思っております。  大事なのは、そこから具体どのように進めていくかというか

  22. ○勝部賢志君 今、答弁の後半の方でおっしゃった、過度な負担を減らしていく、軽減…

    ○勝部賢志君 今、答弁の後半の方でおっしゃった、過度な負担を減らしていく、軽減していくことができればというお話がありました。その中で、特徴的な取組をされているなと思ったのは、調整授業時数制度だと思います。これは、実際に学校現場で弾力的な教育課程を編成することができるということにつながっていきますし、場合によってはその過度な負担を軽減するということにもつながるのかなというふうに思うんですね。  こ

  23. ○勝部賢志君 今、その先取り研究、先取りでやっている学校もありますということな…

    ○勝部賢志君 今、その先取り研究、先取りでやっている学校もありますということなんですけど、この指導要領が改訂されて本格実施になっていくまでの間に、各学校でやっぱり準備とか、あるいはできるものからやっていく、そういう姿勢というのが極めて重要ではないかなというふうに思うんですね。  そういう場合、例えばですけど、さっき私が申し上げたように、新たなことに挑戦するには少しやっぱり抵抗感が、抵抗感というよ

  24. ○勝部賢志君 それで、もう一点、内容の精選にも今回この指導要領の改訂で重きを置…

    ○勝部賢志君 それで、もう一点、内容の精選にも今回この指導要領の改訂で重きを置いて取り組むんだという話だと思います。  先ほど、その過度な負担という中に、私は前にも指摘したことがあるんですけれども、やっぱり学校に求められることがどんどんやっぱり増えていく、時代が変わってきて、その時代に対応するためにAIだとか、あるいは英語もそうでありますし、様々なことが学校に求められていくというのは私も理解でき

  25. ○勝部賢志君 是非実効が上がる取組を期待をしたいというふうに思います

    ○勝部賢志君 是非実効が上がる取組を期待をしたいというふうに思います。  それからもう一点、評価についても触れられていました。主体的な学習に取り組む態度について評価の見直しを行っている状況にあるというふうに思うんですけれども、やっぱりこれは、子供たちが次の学習に向かっていく何か意欲にもつながるものであるのと同時に、やっぱり適正な評価というのは必要だと思いますので、その評価の仕方はやっぱり常に見直

  26. ○勝部賢志君 今基本的なことをお伺いをしましたけれども、教育課程、ごめんなさい…

    ○勝部賢志君 今基本的なことをお伺いをしましたけれども、教育課程、ごめんなさい、指導要領の改訂に向けて今文科省が新たな方向でスタートを検討をしているということが分かりましたので、それがいずれ学校現場にとってプラスになるようなものになるように、是非これからも必要に応じてまた議論をさせていただけたらというふうに思います。  それから、給特法の改正のその附則の中に、不当な要求等を行う保護者等への対応に

  27. ○勝部賢志君 今少し細かい話もさせていただきましたけれど、保護者の対応によって…

    ○勝部賢志君 今少し細かい話もさせていただきましたけれど、保護者の対応によって教職員がメンタルを病んでいるという状況がやっぱりありますので、それについては、今度また時間を頂戴して、具体的なことも含めて質疑をさせていただきたいと思います。  時間が参りましたので終わりますけれども、冒頭の著作権法については、私どもの会派、賛成をしていきたいというふうに思いますので、そのことを申し上げて、私の質問を終

  28. ○水野孝一君 国民民主党・新緑風会の水野孝一です

    ○水野孝一君 国民民主党・新緑風会の水野孝一です。  著作権法の一部を改正する法律案について質問をさせていただきます。  先日開催されたミュージック・アワード・ジャパンにおいても、高市総理は日本の音楽コンテンツを世界の高みへ押し上げていくとの考えを示されました。日本の音楽コンテンツが世界で更に評価され、多くの実演家やクリエーターが活躍できる環境をつくることが、私ども立法に携わる者に求められてい

  29. ○水野孝一君 ありがとうございます

    ○水野孝一君 ありがとうございます。  大臣、私、地元愛知、名古屋でおよそ三十年ほど地域の祭り、イベントに携わってまいりまして、この非営利の考え方、概念に非常に悩まされてまいりました。要するに、定義が曖昧だと思っているんです。そのイベントに例えば企業からのお金が入っていたら、それは営利と解釈する。行政のお金であれば、非営利と解釈をする。又は、企業の看板があれば、もうそれは営利であるという解釈であ

  30. ○水野孝一君 では、松本大臣に伺います

    ○水野孝一君 では、松本大臣に伺います。  非営利に対する予見可能性が低いというこの今の課題について、どのように認識されていますでしょうか。制度が拡大するほど利用者にとって分かりやすく公平な運用が求められます。  第三十八条、非営利、無料、無報酬に対する考え方や運用の基準について指定団体に対する明確化を図る考えはあるのか、また、広く一般利用者に対する周知をどのように進めるのか、さらに、その運用

  31. ○国務大臣(松本洋平君) まず最初に、先ほど委員がおっしゃられたように、これ、…

    ○国務大臣(松本洋平君) まず最初に、先ほど委員がおっしゃられたように、これ、今回の件に限らないわけでありますけれども、その非営利というものをどう捉えるのかということについて、現場でいろいろと悩まれたりしているというその問題意識は私も共有をさせていただきたい、そのように考えているところであります。  その上で、個々の著作物の利用行為が著作権法第三十八条等の権利制限規定に該当するか否かなどにつきま

  32. ○水野孝一君 ありがとうございます

    ○水野孝一君 ありがとうございます。  関連して、大臣、一つだけ伺わせてください。  三つの団体がそれぞれに非営利を判断するということになるんですけれども、ということは、例えばある一曲を利用するのに、例えば著作権管理団体は非営利じゃないという判断をして、実演家の団体とレコード製作者の団体は非営利だと判断をすると、そういうことが起こる可能性もあるわけですが、私はそこに課題があるようにも思いますけ

  33. ○国務大臣(松本洋平君) 先ほども申し上げましたけれども、ここの最終的な判断は…

    ○国務大臣(松本洋平君) 先ほども申し上げましたけれども、ここの最終的な判断はあくまでも司法によって行われるということでありますので、私の方として、それに対してなかなか申し上げることは大変難しいわけでありますが、そういった点も含めまして、やはりしっかりと過度な自主規制ですとか不安が生じないようにするためにも、私どもとしてしっかりとこの著作権の仕組みなどを普及啓発をしていく、そして、分かりやすいよう

  34. ○水野孝一君 ありがとうございます

    ○水野孝一君 ありがとうございます。  大臣と三十八条に関係する課題感を共有できたと思います。ありがとうございます。  次に、その徴収した使用料を権利者に分配する際の公平性と透明性について伺います。  著作権管理団体の事例では、インディーズや無所属クリエーターなど大きな実績を上げていない権利者、すなわち、作曲者、作詞者などが著作権管理団体に信託又は委託したくても登録させてもらえないということ

  35. ○国務大臣(松本洋平君) 本法律案におきましては、レコード演奏・伝達権に係る二…

    ○国務大臣(松本洋平君) 本法律案におきましては、レコード演奏・伝達権に係る二次使用料を受ける権利につきまして、指定団体は、権利者から申込みがあった場合には、その者のために権利を行使することを拒んではならないということにしているところであります。このため、団体に所属をしているかどうかの有無にかかわらず、指定団体に権利の行使を委任することによって指定団体を通じて権利の行使が可能となり、利用の実態に応

  36. ○水野孝一君 大臣、ありがとうございます

    ○水野孝一君 大臣、ありがとうございます。  関連してもう一つ伺わせてください。  今回の法改正で実演家やレコード製作者は二次使用料を受け取ることになりますが、作詞作曲等の著作権者は、これまで同様、権利者登録のハードルがあるので使用料を受け取れない等の課題は残ったままとなります。  経済産業省の音楽産業の新たな時代に即したビジネスモデルの在り方に関する報告書によりますと、世界の録音原盤市場に

  37. ○国務大臣(松本洋平君) 著作権等管理事業者についてでありますが、管理委託契約…

    ○国務大臣(松本洋平君) 著作権等管理事業者についてでありますが、管理委託契約を締結した権利者の権利について管理を行う事務を行っていただくことになります。また、著作権等管理事業法においては、例えば同じ音楽の権利の管理についても複数の事業者が参入できるようになっております。  他方で、事業者側も、どの権利者と契約を結ぶかについて法律上特段の制限は設けられていないところであります。同法におきまして、

  38. ○水野孝一君 ありがとうございます

    ○水野孝一君 ありがとうございます。  新制度の導入、これは現行の著作権管理制度を検証するきっかけでもあると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  次に、利用実績の把握と分配について伺います。  全ての利用を完全に把握することは難しいということで、一部の利用を抽出して全体を推計するサンプリング調査という形で利用実績を定めているという現状があります。近年、海外では、音声認識技術やデジ

  39. ○国務大臣(松本洋平君) 文化審議会の報告書におきまして、利用楽曲に関する電子…

    ○国務大臣(松本洋平君) 文化審議会の報告書におきまして、利用楽曲に関する電子的な報告の仕組みの構築に加え、再生されている楽曲を自動的に把握できるデジタル技術の活用などについて検討を進めることとされているところであります。  利用実績の把握でありますとか分配の具体的な仕組みにつきましては、特定の方法を法令などで義務付けるのではなく、指定団体において必要なコストなども踏まえながら検討が行われること

  40. ○水野孝一君 ありがとうございます

    ○水野孝一君 ありがとうございます。  透明性は、利用者のためだけでなく、実演者や権利者のためにも必要だと思いますので、よろしくお願いいたします。  そして、利用者が納得して使用料を支払うためには、集められたお金がどのように使われ、どのようにクリエーターに届いているのか、財務情報やデータのガラス張り化が不可欠だと思います。  そこで、伺います。  指定団体に対し、総徴収額、権利者への分配額

  41. ○国務大臣(松本洋平君) 指定団体によります二次使用料の徴収、管理、分配の透明…

    ○国務大臣(松本洋平君) 指定団体によります二次使用料の徴収、管理、分配の透明性を確保すること、これは制度の信頼性を担保する上で重要な課題であると認識をしております。  具体的には、本法律案の成立後、指定団体において検討、構築することとなるわけでありますが、既に放送における商業用レコードの利用について権利者に分配する仕組みがありますので、こうした例が参考になるのではないかと考えているところであり

  42. ○水野孝一君 ありがとうございます

    ○水野孝一君 ありがとうございます。  利用者からも納得感が得られる制度を是非とも追求していただきたいというふうに思います。  続いては、コンテンツ産業政策としての視点で伺います。  高市内閣は、コンテンツ産業を十七の戦略分野の一つとして位置付けています。二〇三三年には海外売上額二十兆円規模を目指すとしていますが、この巨大な目標を達成するためには、単に市場全体の規模が大きくなったり、管理団体

  43. ○国務大臣(松本洋平君) 政府におきましては、日本成長戦略における十七の戦略分…

    ○国務大臣(松本洋平君) 政府におきましては、日本成長戦略における十七の戦略分野の一つにコンテンツを位置付けておりまして、日本発コンテンツの海外市場規模を二〇三三年までに二十兆円にするという目標を掲げているところであります。今御紹介いただいたとおりです。  現在、コンテンツ産業官民協議会における検討を踏まえまして、官民投資額や経済波及効果を盛り込みました官民投資ロードマップの検討を進めているとこ

  44. ○水野孝一君 法改正を機にしっかり検討していただきたいというふうに思います

    ○水野孝一君 法改正を機にしっかり検討していただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。  それでは、松本大臣に伺います。  本制度の施行後三年を目途として、その運用状況や実演家等への使用料分配の状況、利用者負担の状況、海外との権利使用料の受け払い状況、そしてコンテンツ産業発展への効果について検証を行い、その結果を公表するとともに、必要に応じて徴収、分配等の制度の見直しや、その他

  45. ○国務大臣(松本洋平君) 本法案は、実演家等の保護に関する条約に位置付けられて…

    ○国務大臣(松本洋平君) 本法案は、実演家等の保護に関する条約に位置付けられております実演家等のレコード演奏・伝達権を創設することを内容とするものでありまして、創設される権利に関しましては、検証や見直しを行う規定等を設けることはしていないところであります。  これに対しまして、一度施行された二次使用料規程について利用者側から変更を求められた場合には、指定団体は協議、調整を行わなければならないとい

  46. ○水野孝一君 ありがとうございます

    ○水野孝一君 ありがとうございます。  それでは、大臣、通告していないんですが、最後に一つ伺わせていただいてよろしいでしょうか。日本の音楽コンテンツを世界の高みへと総理大臣おっしゃっておられますけれども、松本大臣の決意を改めてお伺いさせていただいてよろしいでしょうか。

  47. ○国務大臣(松本洋平君) 日本が今海外においてどの分野が売上げを上げているのか…

    ○国務大臣(松本洋平君) 日本が今海外においてどの分野が売上げを上げているのかということを見たときに、まあ一位は自動車産業でありますけれども、二位は実は半導体とか機械とかではなくてコンテンツ産業が上げているということでもあります。それだけ我が国の経済をコンテンツ産業は支えているのと同時に、逆の目で見てみますと、それだけ世界からの需要が存在をするということとも言えるんだと思います。  その中におき

  48. ○水野孝一君 大臣、ありがとうございます

    ○水野孝一君 大臣、ありがとうございます。  高市総理が掲げる日本の音楽コンテンツを世界の高みへ押し上げるという目標を実現するためにも、創作者が報われ、利用者から信頼される透明で公平な制度運営を求めて、私の質問を終わります。  ありがとうございました。

  49. ○谷合正明君 公明党の谷合正明です

    ○谷合正明君 公明党の谷合正明です。  今般の著作権法改正案は、公の場でレコード等が再生された際にアーティストやレコード製作者が二次使用料を受け取れるレコード演奏・伝達権を創設するものです。これは、現場で努力を続ける実演家等の皆様へ適切な対価を還元し、ひいては日本の音楽コンテンツの海外展開を後押しするものであり、我が党としても高く評価し、長年その実現を後押ししてまいりました。  一方で、現場で

  50. ○谷合正明君 次に、利用者への配慮について松本大臣に伺います

    ○谷合正明君 次に、利用者への配慮について松本大臣に伺います。  私の地元からも意見が寄せられていますが、飲食店や美容室あるいは地域のバレエ教室などの利用者は、現在のJASRAC等への支払に加えまして、新たな指定団体にも使用料を支払うこととなり、この負担、経済的負担が増加します。物価高騰等で現場が厳しい経営環境にある中、店舗の面積や定員数に応じた低廉な料金設定や小規模事業、公益的事業への免除、減

  51. ○国務大臣(松本洋平君) 御指摘の小規模な事業者でありますとか、先ほども出てい…

    ○国務大臣(松本洋平君) 御指摘の小規模な事業者でありますとか、先ほども出ていましたが、非営利であったりとか、いろいろなそうした事業者への負担につきましては、文化審議会の報告書におきましても、面積や定員数などに応じて段階的に金額を設定するなどきめ細かく検討すること、規模等の特に小さい事業等に関しまして支払の免除や減額の措置を講じるよう検討すること、徴収開始時は徴収額を引き下げ、その後段階的に引き上

  52. ○谷合正明君 経済的な負担に加えて、別々の団体に手続を行わなければならないとい…

    ○谷合正明君 経済的な負担に加えて、別々の団体に手続を行わなければならないという事務負担の増加も懸念事項であります。  利用者の利便性を守り、事務負担を嫌って音楽の利用を控えるという事態、これを防ぐためには、制度開始時から確実にJASRAC等既存の団体と連携した徴収窓口の一元化、ワンストップ化、また電子決済サービスの導入というものが不可欠であると考えます。  また、周知ということでは、新たな支

  53. ○谷合正明君 是非、利用者の事務負担軽減に向けてしっかりと取り組んでいただきた…

    ○谷合正明君 是非、利用者の事務負担軽減に向けてしっかりと取り組んでいただきたいというふうに思っております。  次に、多様な実演家への確実な分配という観点で質問したいと思っております。  私も知人の現役の歌手からこの法案について声を伺ってみたところであります。そうしますと、サブスクが普及した現在、再生単価は極めて低く、一回、多くて〇・一円、〇・五円という実感だと。そこからレコード会社だとか作詞

  54. ○谷合正明君 続いて、AIに関連して質問したいというふうに思います

    ○谷合正明君 続いて、AIに関連して質問したいというふうに思います。  生成AIの急速な普及に伴うクリエーターの権利保護であります。  先ほどの私の知人の歌手からも伺いましたが、現在一日十万曲が発表されるんですかね、その八割がAIとも言われていると。膨大な練習時間と労力、情熱を掛けて作り上げた人間の実演と、AIが瞬時に作ったものとの切り分けが極めて重要になっているという強い危機感も寄せられたと

  55. ○谷合正明君 関連して、松本大臣に伺います

    ○谷合正明君 関連して、松本大臣に伺います。  生成AIの急速な普及によりまして、子供たちや学生が単にAIを便利な道具として使うだけでなくて、著作権などAIと知的財産の関係を正しく理解する知財教育を強化していく必要があると考えます。小学校から大学といった教育現場において、教員研修の充実に加えて、弁理士など知財の専門家を活用する仕組みづくりが有効ではないかとも考えます。  著作権を中心とした知財

  56. ○国務大臣(松本洋平君) インターネットの普及など情報化が急速に進展をする中、…

    ○国務大臣(松本洋平君) インターネットの普及など情報化が急速に進展をする中、他人の創作行為を尊重し、著作権を含めた知的財産権を保護するための知識と意識を醸成することは大変重要であると考えているところでもありまして、今の委員の御指摘、私も共有をさせていただきたい、そのように思います。  御指摘の知財に関する教育についてでありますが、学習指導要領に基づきまして、例えば中学校技術・家庭科では著作権を

  57. ○谷合正明君 丁寧な答弁ありがとうございます

    ○谷合正明君 丁寧な答弁ありがとうございます。  それでは、この著作権の改正案についての総括として、改めて大臣に伺ってまいりたいと思います。  現場で苦闘する歌手の方々、私に、またこうして教えていただきました。音楽というのは、ただで聞くという認識が長く定着してきている中であると。そういう中で、なかなか音楽だけでは食べていけない、また夢のまた夢という、以前にも増して厳しい現状もあるということ。た

  58. ○国務大臣(松本洋平君) 音楽を始めとするコンテンツ産業は、我が国の基幹産業で…

    ○国務大臣(松本洋平君) 音楽を始めとするコンテンツ産業は、我が国の基幹産業であります。これを支える多様なジャンルにおける若手クリエーターの育成支援、日本のコンテンツの海外展開を図ることは大変重要だと考えているところであります。  政府においては、戦略分野の一つにコンテンツを位置付けているところでありますが、文部科学省におきましては、御紹介いただきましたように、クリエイター支援基金として累計三百

  59. ○谷合正明君 心強い答弁ありがとうございます

    ○谷合正明君 心強い答弁ありがとうございます。  ここまで著作権法改正を通じて議論してまいりました。クリエーターへの正当な対価、収益の確保と、国民が文化を享受する機会の確保のバランスということでありますが、それに関連して、スポーツの放映権について最後ちょっとお伺いしたいと思います。  いよいよサッカーのワールドカップの北中米大会が開幕をいたしました。日本代表には、最高の景色を目指して、エールを

  60. ○国務大臣(松本洋平君) スポーツに関する知見があるかどうかは分からないんです…

    ○国務大臣(松本洋平君) スポーツに関する知見があるかどうかは分からないんですが、私自身スポーツをやっておりましたし、またスポーツを観戦することが大好きな者として大変関心を持って取り組んでいるところであります。  先日開幕をいたしましたサッカーワールドカップはおかげさまで地上波で放送をされているところでありますが、幅広く国民のスポーツを見る機会を確保するということはスポーツ振興の観点から極めて重

  61. ○谷合正明君 ありがとうございます

    ○谷合正明君 ありがとうございます。  この後、本物の実演家の中条議員の質問に注目したいと思います。  以上です。

  62. ○中条きよし君 日本維新の会の中条きよしでございます

    ○中条きよし君 日本維新の会の中条きよしでございます。  これまでも、委員会の場で、自分の経験なども踏まえながら、文化や芸能をどのように守っていくのかという観点から質問をさせていただきました。また、著作権法については四月の委員会でも質問をさせていただきました。今回法案が提出されたことについては、本当に関係者の皆様の御尽力に心から感謝を申し上げます。  さて、今回の法案では、レコード演奏・伝達権

  63. ○中条きよし君 ありがとうございます

    ○中条きよし君 ありがとうございます。  せっかく音楽を利用してくださっているお店や演者など、関係のその皆さんが不快な思いをすることのないように、そして利用者の皆さんが意図せず違法な利用をしてしまうことのないように、丁寧な啓発と支援、更なる課題把握を引き続きよろしくお願いをいたします。  次に、集められた対価を実演家やレコード製作者に分配する仕組みについて伺います。  法律では、使用料の窓口

  64. ○中条きよし君 ありがとうございます

    ○中条きよし君 ありがとうございます。  実演家の皆さんへ確実に対価が届き、自らの評価を肌で感じられるシステムの構築を是非後押ししていただければと思います。  次に、本法案に関する実演家の課題として、契約や立場の壁について伺います。  今回の法改正で使用料の分配が進んでも、事務所等と大本の契約が不適切であれば対価は本人に届きません。  個人の実演家やフリーランスの方々というのは、事務所との

  65. ○中条きよし君 過去の作品についても、実演家が不利益を被らないような、そういう…

    ○中条きよし君 過去の作品についても、実演家が不利益を被らないような、そういう取組をお願いいたします。  最後に、大臣に伺います。  日本のコンテンツ産業を底上げし、実演家の皆さんが安心して活動できる環境を確実なものにするためには、大臣の強力なリーダーシップの下で他省庁や関係者とも連携した制度設計が必要だと思います。  また、本法案は施行まで最大三年の猶予がありますが、実演家たちは長年この権

  66. ○国務大臣(松本洋平君) 本法律案でありますけれども、実演家などへの適切な対価…

    ○国務大臣(松本洋平君) 本法律案でありますけれども、実演家などへの適切な対価還元と音楽、アーティストなどの海外展開の促進を図るものでありまして、非常に重要なものであると考えております。  私自身、先ほどもお話をしましたけれども、実際にアーティストや音楽関係者の方にお越しをいただきまして、いろいろ直接お話も聞かせていただきました。また、何よりも、これまでも中条委員からはいろいろとお話をいただいて

  67. ○中条きよし君 ありがとうございます

    ○中条きよし君 ありがとうございます。  実演家も含め、音楽や映像、コンテンツに関わる皆さん全体に寄り添う支援をよろしくお願い申し上げます。  これまで申し上げましたけれども、かつては実演家で、余り守られない中で才能や努力がありながら埋没していった仲間というのがたくさんおります。時代が変わり、関係者全員が守られる世の中に変わろうとしています。是非、その権利が現場でしっかり機能して、実演家や音楽

  68. ○後藤翔太君 参政党の後藤翔太でございます

    ○後藤翔太君 参政党の後藤翔太でございます。中条先生の後で大変恐れ多いのですが、どうかよろしくお願いいたします。  著作権法の一部を改正する法律案について、主に徴収、分配の観点からお伺いしたいと思います。  まず、二次使用料規程の決定プロセスについて取り上げたいと思います。  文化庁の資料を拝見しますと、指定団体が二次使用料規程案を作成し、利用者代表との協議を経て二次使用料規程を確定する運用

  69. ○国務大臣(松本洋平君) レコード演奏・伝達権に係る二次使用料の額などを定めた…

    ○国務大臣(松本洋平君) レコード演奏・伝達権に係る二次使用料の額などを定めた二次使用料規程につきましては、本法律案をお認めいただいた後、権利者団体の中から指定された指定団体において、利用者側との協議、調整を経て定めることとなります。  この協議、調整の中で指定団体と利用者側との間で双方の納得が得られる形で合意に至ることが望ましいと考えておりまして、文化庁におきましても、必要に応じて関係者間の調

  70. ○後藤翔太君 本法案の成立だけでなく、様々なところとの調整も大変難しいところも…

    ○後藤翔太君 本法案の成立だけでなく、様々なところとの調整も大変難しいところもあるかもしれませんが、是非進めていただければと存じます。  続いて、徴収に関して今お伺いしましたので、分配についてお伺いしたいと思います。  JASRACで知られる著作権集中管理制度に関しては、以前から、インディーズやマイナー曲、爆発的な大ヒットには至らないものの長期間売れ続ける作品を指すロングテール作品に不利な環境

  71. ○後藤翔太君 ありがとうございます

    ○後藤翔太君 ありがとうございます。    〔委員長退席、理事古賀千景君着席〕  もう一つ、類似制度から示唆を得るために御質問させてください。  私的録音録画補償金制度は、政令で指定するデジタル方式の機器、媒体に対して、あらかじめ二次使用料を織り込んで機器を販売してもらい、私的使用のための録音、録画について権利者に補償金を還元するという制度でしたが、メーカー側の協力がなかなか得られず、制度が

  72. ○後藤翔太君 ありがとうございます

    ○後藤翔太君 ありがとうございます。  技術の進展も著しいということですので、非常に難しい采配になってくるかもしれませんけれども、是非、全ての方が納得いくような運用をしていただければというふうに思います。    〔理事古賀千景君退席、委員長着席〕  最後に、本改正法案の話題から少し外れますけれども、戦時加算を取り上げさせてください。  著作権分野において、我が国がサンフランシスコ講和条約の

  73. ○後藤翔太君 ありがとうございます

    ○後藤翔太君 ありがとうございます。  終戦から八十年たっても著作権という分野でもまだ戦後というものが続いておりますので、一つ一つ決着を付けて、我が国が新しいステージに進んでいくことが必要だと思います。  今回の質疑では、徴収、分配の観点から、また戦時加算の問題も取り上げさせていただきました。非常に、この法案が成立されて、この実演家たちにいろいろなもの、権利が有することを本当に期待しております

  74. ○委員長(熊谷裕人君) この際、委員の異動について御報告いたします

    ○委員長(熊谷裕人君) この際、委員の異動について御報告いたします。  本日、片山さつきさんが委員を辞任され、その補欠として滝波宏文さんが選任されました。     ─────────────

  75. ○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です

    ○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。  本法案は、著作権法の著作隣接権の中にレコード演奏・伝達権を新たに創設するものです。今でも作詞家、作曲家などの著作権者には演奏権があり、著作権料の徴収、支払というのはもう既に行われているわけですが、今回の改正案により、さらに、レコード製作者、実演家にもその権利を認めて、使用料の徴収、支払が始まることになるわけです。  一方、使用料の徴収対象となる店

  76. ○国務大臣(松本洋平君) 御指摘のとおり、制度の趣旨、対象となる利用、実演家等…

    ○国務大臣(松本洋平君) 御指摘のとおり、制度の趣旨、対象となる利用、実演家等への分配の仕組みなどについて、利用者を始めとする国民の皆様方に対して丁寧な周知が必要であると考えております。  本法律案をお認めいただいた暁にはなりますが、文化庁において、改正法の施行までの間に、関係省庁や、権利者、利用者の団体など関係団体に通知をするとともに、利用者を始めとする国民への周知、広報への協力を要請すること

  77. ○吉良よし子君 通知も出されるということなんですけど、それを出して終わりという…

    ○吉良よし子君 通知も出されるということなんですけど、それを出して終わりということではなくて、確実にその関係の店舗、事業者に制度の内容や意義というものが伝わるよう、あらゆる手段使って丁寧に周知いただくように求めるものです。  その上で、もう一つ確認をしたいのが、今回創設されるレコード演奏・伝達権は、許諾権ではなくて報酬請求権だということなのですが、ということは、つまり、許諾権のように差止め請求ま

  78. ○吉良よし子君 許諾権と違う、報酬請求権だという御説明をいただきました

    ○吉良よし子君 許諾権と違う、報酬請求権だという御説明をいただきました。  その徴収料については、使用料についてはこれから協議だという御説明もあったわけですけれども、現場からは、もう自分の生活、お店が潰れないかどうかで四苦八苦しているところに更に使用料をいただきますというのはなかなかきついとか、少なくない店舗、事業者が物価高騰で店が潰れないかという状況にある中で更に負担をというのはなかなか厳しい

  79. ○吉良よし子君 免除も含めて検討していくというお話だったわけで、韓国などでは既…

    ○吉良よし子君 免除も含めて検討していくというお話だったわけで、韓国などでは既にそういった免除する仕組みもあると聞いているわけで、本当に丁寧に免除、不徴収といった措置も場合によってはとるということもしていただくようにということは強く求めたいと思います。  とはいえ、先ほどから言っているとおり、実演家にとって今回の制度創設というのは対価還元が進むという点から大変意義深い制度なわけです。そもそもは現

  80. ○国務大臣(松本洋平君) 今、本法律案の意義については委員から御紹介をいただい…

    ○国務大臣(松本洋平君) 今、本法律案の意義については委員から御紹介をいただいたとおりでありまして、実演家などに適切な対価還元が期待される大変重要なものであります。そのためにも、本法律案をお認めいただいた暁には、円滑な施行に向けた準備を着実に進めてまいりたいと考えております。  また、アーティストや音楽関係者を含む実演家等の権利利益の擁護に向けましては、文化庁で令和四年に、文化芸術分野の適正な契

  81. ○吉良よし子君 先ほど大臣から文化芸術分野の適正な契約関係構築に向けたガイドラ…

    ○吉良よし子君 先ほど大臣から文化芸術分野の適正な契約関係構築に向けたガイドラインについて御紹介がありましたけれども、実際、その二次使用料、二次利用に関しては、その利用について実際どうなっているかよく把握ができていないとか、二次利用が決まっていない段階でギャラが決まるので二次利用分をもらえない、また知らないうちに二次利用をされている場合が多いなどの声が芸能従事者労災センターが二〇二一年に行ったアン

  82. ○吉良よし子君 二〇二二年の時点のアンケートだということですけれども、その後そ…

    ○吉良よし子君 二〇二二年の時点のアンケートだということですけれども、その後そのガイドラインが策定されたわけですが、芸団協の二〇二五年の調査によりますと、仕事の依頼時に仕事内容や条件を知らされた方法、メール、SNSが七三・六%と最も多く、次いで、電話、口頭、六二・七%で、書面による依頼等が三〇・三%ということで、やっぱりまだいまだに文字に残らない電話や口頭での依頼というのが圧倒的多数、六割超えてあ

  83. ○国務大臣(松本洋平君) 今委員が御指摘をいただいたとおり、実演家等が持続可能…

    ○国務大臣(松本洋平君) 今委員が御指摘をいただいたとおり、実演家等が持続可能な形で活動を継続できるよう、契約環境を改善し、その活動基盤を強化することは大変重要でありますし、また、契約内容の明確化のために契約の書面化の推進というものも我々といたしましてガイドラインで明記をさせていただいているところであります。令和四年度から毎年度、様々な関係者延べ四千人を対象した研修会を実施をいたしましてその周知に

  84. ○吉良よし子君 是非大いに進めていただきたいと思います

    ○吉良よし子君 是非大いに進めていただきたいと思います。  そしてもう一点、最後に確認しておきたいのが、その契約にとどまらないやっぱり制度の問題があるということですね。  映像作品に関して芸能実演家が二次利用料をもらえていない背景に、映画作品については、一旦実演家が自らの実演が映画の著作物に録音、録画されることを了解した場合は、原則としてその実演を映画として二次利用する際は改めて実演家の了解を

  85. ○国務大臣(松本洋平君) 映画などの実演を利用する場合、適正な対価が実演家に還…

    ○国務大臣(松本洋平君) 映画などの実演を利用する場合、適正な対価が実演家に還元されることは将来にわたって良質な作品を継続して生み出す環境を維持する観点からも重要である、そのように考えております。  御指摘の映画につきましては、実演家の許諾を得て映画の著作物に録画されている俳優の演技などの映像の実演を放送したりするなど二次的に利用する場合には、実演家の許諾は不要とされているところであります。今御

  86. ○吉良よし子君 この間申し上げているとおり、契約上非常に弱い立場にあるのが実演…

    ○吉良よし子君 この間申し上げているとおり、契約上非常に弱い立場にあるのが実演家ですので、そうした実演家の皆さんに確実に対価が支払われるようにするためにはそうした制度改正も必要だということを強く求めまして、質問を終わります。

  87. ○委員長(熊谷裕人君) 他に御発言もないようですから、質疑は終局したものと認め…

    ○委員長(熊谷裕人君) 他に御発言もないようですから、質疑は終局したものと認めます。  これより討論に入ります。──別に御意見もないようですから、これより直ちに採決に入ります。  著作権法の一部を改正する法律案に賛成の方の挙手を願います。    〔賛成者挙手〕

  88. ○委員長(熊谷裕人君) 全会一致と認めます

    ○委員長(熊谷裕人君) 全会一致と認めます。よって、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  この際、古賀さんから発言を求められておりますので、これを許します。古賀千景さん。

  89. ○古賀千景君 私は、ただいま可決されました著作権法の一部を改正する法律案に対し…

    ○古賀千景君 私は、ただいま可決されました著作権法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・無所属の会、立憲民主・無所属、国民民主党・新緑風会、公明党、日本維新の会、参政党及び日本共産党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     著作権法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府及び関係者は、本法の施行に当たり、次の事項について特段の配慮を

  90. ○委員長(熊谷裕人君) ただいま古賀さんから提出されました附帯決議案を議題とし…

    ○委員長(熊谷裕人君) ただいま古賀さんから提出されました附帯決議案を議題とし、採決を行います。  本附帯決議案に賛成の方の挙手を願います。    〔賛成者挙手〕

  91. ○委員長(熊谷裕人君) 全会一致と認めます

    ○委員長(熊谷裕人君) 全会一致と認めます。よって、古賀さん提出の附帯決議案は全会一致をもって本委員会の決議とすることに決定いたしました。  ただいまの決議に対し、松本文部科学大臣から発言を求められておりますので、この際、これを許します。松本文部科学大臣。

  92. ○国務大臣(松本洋平君) ただいまの御決議につきましては、その御趣旨に十分留意…

    ○国務大臣(松本洋平君) ただいまの御決議につきましては、その御趣旨に十分留意をいたしまして対処してまいりたいと存じます。

  93. ○委員長(熊谷裕人君) なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御…

    ○委員長(熊谷裕人君) なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

  94. ○委員長(熊谷裕人君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします

    ○委員長(熊谷裕人君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後零時四十四分散会