75件の発言
○遠藤委員長 これより会議を開きます
○遠藤委員長 これより会議を開きます。 内閣提出、防衛省設置法等の一部を改正する法律案を議題といたします。 この際、お諮りいたします。 本案審査のため、本日、政府参考人として、お手元に配付のとおり、環境省大臣官房審議官伯野春彦君外十名の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○遠藤委員長 御異議なしと認めます
○遠藤委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 ―――――――――――――
○遠藤委員長 質疑の申出がありますので、順次これを許します
○遠藤委員長 質疑の申出がありますので、順次これを許します。赤嶺政賢君。
○中谷国務大臣 まず、普天間飛行場につきましては、一九九六年のSACO最終合意…
○中谷国務大臣 まず、普天間飛行場につきましては、一九九六年のSACO最終合意で沖縄県内に代替施設を建設するという前提で、一九九九年に、当時の辺野古沿岸案に対して沖縄県知事及び名護市長の同意を得てこれは閣議決定しております。その後、また協議がありまして、二〇〇五年、ちょうど二十年前ですけれども、十月、2プラス2において、キャンプ・シュワブの海岸線の区域とこれに近接する大浦湾の水域を結ぶL字案に設置
○中谷国務大臣 二〇〇五年の2プラス2で合意したL字案につきましては、例えば、…
○中谷国務大臣 二〇〇五年の2プラス2で合意したL字案につきましては、例えば、当時の稲嶺沖縄県知事からは、沖縄県としては絶対に容認できるものではない旨のコメントが出されたほか、沖縄県議会からは、沖縄の受入れ可能な案を米軍再編協議の最終報告に反映するよう要請があったと承知をしております。 しかし、その後、現行の案、いわゆるV字案、額賀大臣の頃でありましたが、当時平成十八年、二〇〇六年五月に当時の
○中谷国務大臣 その後、丁寧に政府と沖縄県並びに地元の名護市と協議が続けられて…
○中谷国務大臣 その後、丁寧に政府と沖縄県並びに地元の名護市と協議が続けられておりました。そこで、二〇〇六年、名護市の市長選挙において、新たな案への反対を掲げた島袋氏が当選しましたけれども、その後、国との協議の結果、島袋市長と東村長がV字案の基本合意書を締結いたしまして、その後、稲嶺知事が額賀長官とV字案に係る基本確認書を締結されました。 その後、協議会が設置をされまして、何度も開催をされたわ
○中谷国務大臣 九七年、この当時は沖縄の防衛施設局が代替施設の検討に当たって土…
○中谷国務大臣 九七年、この当時は沖縄の防衛施設局が代替施設の検討に当たって土質調査を行った結果、辺野古の沖合の地点で沖積層の存在が確認された。その地点の一部は平成十四年、二〇〇二年七月の沖縄の辺野古沖合に代替施設を建設する案、いわゆる海上案の建設場所に含まれていると承知をいたしております。 一方で、海上案につきましては、当時、具体的な設計を行う段階にはなくて、建設場所における地盤改良の必要性
○中谷国務大臣 これは、やはり二〇〇五年、二〇〇六年当時、国と沖縄県並びに名護…
○中谷国務大臣 これは、やはり二〇〇五年、二〇〇六年当時、国と沖縄県並びに名護市長等と話合いをしまして、このときに海上案、辺野古沖埋立てが要望されたわけでございますが、その後、V字案などが提案をされまして、先ほどお話をしたとおり、地元の皆様方との合意をするべく協議会を設置いたしまして話合いをした結果、仲井真知事等も当選されましたので、それで環境影響評価に対する方法書を出しまして、工事が進展していっ
○中谷国務大臣 この事業の進捗につきましては、丁寧に時間をかけながら沖縄県と協…
○中谷国務大臣 この事業の進捗につきましては、丁寧に時間をかけながら沖縄県と協議いたしております。 そして、二〇〇六年の五月十一日に稲嶺知事が額賀長官とV字案に係る基本確認書を締結しておりまして、このV字案に合意をする上において、これを基本に協議するということで、その後、協議会が設置をされまして話合いをした結果、事業の承認を、沖縄県としても、V字案を基本に協議してきたということでございます。
○遠藤委員長 お疲れさまでございました
○遠藤委員長 お疲れさまでございました。これにて赤嶺政賢君の質疑は終わりました。 次に、伊藤俊輔君。
○中谷国務大臣 日米防衛相会談の内容等につきましては、報道の記事がございますが…
○中谷国務大臣 日米防衛相会談の内容等につきましては、報道の記事がございますが、詳細につきましては、内容、表現を含めまして相手国との関係もありますので、これを明らかにすることは差し控えたいと思います。 その上で申し上げますれば、インド太平洋地域の平和と安定、これは我が国の安全と繁栄のために極めて重要であり、一方で、この地域においては、軍事力の急速な近代化、そして軍事活動の活発化、東シナ海、南シ
○中谷国務大臣 防衛省といたしましては、我が国の平和と安全を保つというところで…
○中谷国務大臣 防衛省といたしましては、我が国の平和と安全を保つというところで、もう既に外務省の外交の方針にもなっておりますけれども、自由で開かれたインド太平洋を実現するためには、この地域の安全保障環境を一つのものとして全体を俯瞰的に捉える必要があると考えております。こういった観点から、同盟国である米国、豪州、フィリピン、韓国を始めとする地域の様々なパートナーとの間で、地域における共通の課題につい
○中谷国務大臣 御意見ありがとうございます
○中谷国務大臣 御意見ありがとうございます。 自衛隊におきましては、ただ一般道を走るのみならず、やはり演習場内とか、不整地とか、山道とか、目的とか人員において、やはりトラックの荷台に乗せて運送するということがございます。 ただし、この輸送に当たりましては、御指摘のとおり、やはり一定以上の練度が高い者を操縦士に指定するとともに、隊員を保護するために、荷台に乗車する隊員にはヘルメットを装着とか
○中谷国務大臣 その資料は確認をいたしております
○中谷国務大臣 その資料は確認をいたしております。また、今後、報告書が取りまとめられ、沖縄県から公表されるものだと承知しております。 その上で、PFOS、またPFOAは、これまでも日本国内において様々な用途に使用されたということは承知しておりますが、現時点において、PFOS、PFOAの検出と在日米軍との因果関係については、確たることを申し上げることは困難な状況でございます。 防衛省としまし
○中谷国務大臣 今回の沖縄県からの資料によりますと、普天間飛行場の周辺の河川等…
○中谷国務大臣 今回の沖縄県からの資料によりますと、普天間飛行場の周辺の河川等からPFOS、PFOAが検出されているということを受けまして、汚染源の特定のために普天間飛行場への立入りの要請がされておりますので、この要請につきましては、これまでも様々な機会に米側に伝達をしているところでございますが、引き続き、関係自治体、関係省庁と連携をしながら、米側と調整してまいりたいと考えております。
○中谷国務大臣 そういうわけではございませんが、現実問題としまして、このMQ4…
○中谷国務大臣 そういうわけではございませんが、現実問題としまして、このMQ4につきましては、頻繁な離発着はしません。それから、離陸後は速やかに海上に進出するということでありますので、騒音につきましては、影響は限定的であるというふうに考えております。事実、昨年の嘉手納飛行場への一時展開に際しましては、騒音に係る苦情というのはほぼなかったというふうに報告を受けております。 しかしながら、こういっ
○中谷国務大臣 御指摘のパパループにつきましては、SACOの最終報告において、…
○中谷国務大臣 御指摘のパパループにつきましては、SACOの最終報告において、騒音軽減イニシアティブとして、滑走路南側に新たな駐機場を整備して、海軍機が移駐した跡地であります。米軍の運用上、駐機が避けられない場合もあると承知しておりますが、日米合意の趣旨に基づいた使用となるように、引き続き米側に求めてまいります。 このパパループにつきましては、米軍の使用、運用を制限する日米間の合意はございませ
○中谷国務大臣 普天間飛行場の危険性の除去ということは一日も早く実現しなければ…
○中谷国務大臣 普天間飛行場の危険性の除去ということは一日も早く実現しなければなりませんが、この観点で、辺野古への移設は唯一の解決策であるということで、現在努力いたしております。 その一方で、全面返還が実現するまでの間においても基地負担の軽減は一層進めていかなければなりませんので、米側に対しては、安全確保に最大限努め、航空機騒音規制措置の遵守など、周辺地域への影響を最小限にとどめるよう粘り強く
○遠藤委員長 お疲れさまでございました。これにて新垣邦男君の質疑は終了いたしました。 次に、美延映夫君。
○美延委員 日本維新の会の美延映夫です
○美延委員 日本維新の会の美延映夫です。 早速質疑に入らせていただきます。 防衛省設置法の一部を改正する法律案に入る前に、二問ほど大臣にお伺いしたいと思います。 まず、一問目です。 全く通告していなくて非常に恐縮ですけれども、急遽決まった赤澤大臣とトランプ大統領の会談で、米軍の駐留経費について言及したとの報道がありましたが、中谷大臣は現状でどのような報告を聞いているのか、そしてどう
○中谷国務大臣 現時点におきまして、本日の米国の関税措置に関する日米協議の結果…
○中谷国務大臣 現時点におきまして、本日の米国の関税措置に関する日米協議の結果については報告を受けておりません。まだそういう状態でありますので、予断を持ってコメントすることはいたしませんが、まずは関係省庁からの報告を待って、防衛省としても、今後、関係省庁とも協力、連携の上、しっかり取り組んでまいりたいと考えております。
○美延委員 米側の国防長官ともしっかり話し合っていただいて、いずれかの機会にそ…
○美延委員 米側の国防長官ともしっかり話し合っていただいて、いずれかの機会にそれに対して質疑をさせていただきます。今日はまずそこだけ聞かせていただきたかったんです。 もう一問。これも通告していなくて非常に恐縮ですけれども、土曜日の万博の開会式で大臣ともお会いしまして、翌日、大臣がテープカットされているところが大阪のニュースで映っておりました。 私も地方議会のときからずっと関わっておりますの
○中谷国務大臣 まず、大阪・関西万博が開催されまして、非常に多くの方々が見学に…
○中谷国務大臣 まず、大阪・関西万博が開催されまして、非常に多くの方々が見学に行かれたということで、私も開会式に参加させていただきましたけれども、各パビリオンやリングの上にはたくさんの方々がおられました。 その理由は、ブルーインパルスの飛行があるということで、大阪の各地でもそれを期待されている方がいらっしゃいましたけれども、天候不良のために中止になりまして、楽しみにしていた多くの皆様の期待に応
○美延委員 大臣、是非前向きな検討をよろしくお願いします
○美延委員 大臣、是非前向きな検討をよろしくお願いします。 それでは、法案に入らせていただきます。 これまでも各議員が質問されておりますので、内容が多少かぶるところがあるかもしれませんが、改めての確認の意味も含めて、最初にACSAについて質問させていただきます。 まずは、日伊ACSAに関する規定の整備について伺います。 防衛省・自衛隊は多角的、多層的な防衛協力を推進しており、その一
○中谷国務大臣 ACSAは、自衛隊と相手国の軍隊が活動を行うに際しまして、両者…
○中谷国務大臣 ACSAは、自衛隊と相手国の軍隊が活動を行うに際しまして、両者の間での物品、役務の相互提供に適用される決済手続などの枠組みを定めたものでございます。このACSAに定める決済手続を取る場合に、そうでない場合と比べて物品、役務を提供する際の手続が簡素化され、自衛隊と相手国の軍隊との物品、役務の相互の提供がより円滑になるものでございます。 このACSAの活用によりまして、共同訓練、災
○美延委員 ありがとうございます
○美延委員 ありがとうございます。ACSAは物品、役務の提供の根拠そのものではなく、提供の際の決済手続を定めるものであると理解させていただきました。 それでは、このACSAに定める決済手続とは具体的にはどのようなものか、教えていただけますか。
○美延委員 例えば、ACSAが存在しない場合でも物品、役務の提供ができる一方で…
○美延委員 例えば、ACSAが存在しない場合でも物品、役務の提供ができる一方で、ACSAが適用されることで物品や役務を提供する際の手続が簡素化されることが分かりました。 これまで我が国は、アメリカやオーストラリアを始め、七か国とACSAを締結していますが、ACSAは頻繁に使われているのでしょうか。各国とのACSAの適用件数はどれぐらいなのか、また、どのような場面で適用されているのか、教えていた
○美延委員 御説明ありがとうございます
○美延委員 御説明ありがとうございます。様々な場面で各国とのACSAが活用されており、同盟国や同志国との協力関係に役立っていることがよく分かりました。 これまではACSAを締結するたびに自衛隊法及びPKO法の関連規定が改正されていましたが、今回の法改正によって、ACSAに関する国内担保実施法の規定が共通化されることになります。どのような背景で共通規定化することになったのか、大臣にお伺いいたしま
○中谷国務大臣 我が国は現在までに七か国との間でACSAを締結しておりますが、…
○中谷国務大臣 我が国は現在までに七か国との間でACSAを締結しておりますが、これまでは、ACSAを締結するごとにACSAに対応する自衛隊法、PKO法の規定を整備してきました。一方で、これまで締結されたACSAでは、適用対象となる活動の範囲、提供される物品、役務の類型が基本的に同様となっております。 こうしたACSAの締結の実績の積み重ねを踏まえまして、ACSAに関する国内法の内容は定型化して
○美延委員 ACSAの規定する活動の類型や提供される物品の役務の内容が定型化さ…
○美延委員 ACSAの規定する活動の類型や提供される物品の役務の内容が定型化されているということですが、今後、例外が生じる可能性はないのでしょうか。また、その例外が生じた場合にどういう対処をされるのか、教えていただけますか。
○美延委員 分かりました
○美延委員 分かりました。今後締結される各国とのACSAは、基本的に共通規定化されている内容に基づいて見込まれるということがよく分かりました。 私としては、この共通規定化により、我が国が締結したACSAの迅速かつ円滑な実施が可能となり、同志国との防衛協力を一層強化して、我が国の安全保障をより確かなものとすると確信しております。今後とも同志国との防衛協力の強化にACSAをしっかり活用していただき
○中谷国務大臣 令和七年度の予算につきましては、昨年末に取りまとめられた基本方…
○中谷国務大臣 令和七年度の予算につきましては、昨年末に取りまとめられた基本方針において、自衛官の任務、勤務環境の特殊性を踏まえた処遇改善を図るとともに、新たな生涯設計の確立、叙勲の対象の範囲の拡大など、自衛官としての誇り、名誉、国民からの尊敬を図る上で重要な施策についても取り込まれております。 この予算の中には、自衛官という職業を選択したこと、現役時代は自衛官であること、そして退職後は自衛官
○美延委員 四月に入って、各地の駐屯地では、今年度入隊した若者が入隊式を迎えま…
○美延委員 四月に入って、各地の駐屯地では、今年度入隊した若者が入隊式を迎えました。国を守るという崇高な決意の下で、親元を離れ、厳しい訓練に汗を流していると思われます。今まで親元を離れて生活したことがない若者にとっては、慣れない生活環境での厳しい訓練は心身共につらいものであると想像できますが、是非頑張っていただきたいと思います。 関係閣僚会議にて昨年十二月に取りまとめられた基本方針では、三十を
○美延委員 ありがとうございます。 次に、ほぼ毎日のように中国海警局の船舶が我が国固有の領土の尖閣諸島周辺の接続水域で活動しており、頻繁に領海侵入を繰り返しています。また、中国海警局の船舶は大型化、武装化が進んでおり、日本の漁船に接近するなどの行動も確認されています。これらの活動は日本の主権を侵害するものであり、日中間の緊張を高める要因となっています。そのような中で、今後も厳しい安全保障環境が
○美延委員 この前、元自衛隊の最高幹部だった方の御講演をいただいたんですけれど…
○美延委員 この前、元自衛隊の最高幹部だった方の御講演をいただいたんですけれども、その際に、昔は、自衛隊に入ればいろいろな免許が取れる、そういうことを言えたけれども、今はなかなかそれができないこともあるみたいなので、それがもちろん全てではないと思いますけれども、そういうことも実際に私は大事なことだと思いますので、是非そういうところに関してももう一度考えていただければと思います。 次に、少子化に
○中谷国務大臣 人がいなければ自衛隊は活動できません
○中谷国務大臣 人がいなければ自衛隊は活動できません。隊員それぞれ持ち場があり、役割があり、それが合わさって機能していくわけでございますので、優秀な隊員を集めることは基本でございます。 そういう中で、現状は非常に人手不足という点がございますので、これに対して、政府は基本方針を作りまして、自衛官の処遇、生活環境の改善、新たな生涯設計の確立に向けて取り組んでいるところでございます。これがどういった
○美延委員 大臣、是非よろしくお願いいたします
○美延委員 大臣、是非よろしくお願いいたします。 次に、新たな任期制士について質問させていただきます。 自衛官候補生という身分は二〇一〇年の自衛隊法の改正により新設されたもので、入隊当初の三か月間は基礎的な教育訓練に専念させ、この期間は非自衛官として、自衛隊員としての任務を付与させないものであります。 今回審議いたします法案において、新たな任期制士を創設して、この自衛官候補生を廃止する
○美延委員 厳しい安全保障を担う曹士の確保は重要であり、新たな任期制士の創設が…
○美延委員 厳しい安全保障を担う曹士の確保は重要であり、新たな任期制士の創設が人材獲得に効果を発揮することを願っております。 では、仮に今国会において法案が成立した場合、新たな任期制士によって自衛官の充足はどの程度向上すると見込んでいるのか、教えていただけますか。
○美延委員 防衛省は、二〇二四年度に新設隊舎について原則個室とするほか、現存隊…
○美延委員 防衛省は、二〇二四年度に新設隊舎について原則個室とするほか、現存隊舎の居室についてはパーティションなどの間仕切りで個室化し、陸上自衛隊では二〇二五年度、海上自衛隊、航空自衛隊は二〇二八年度までに完了予定となっております。 また、隊員の生活、勤務環境に直接関わる隊舎及び庁舎のうち、約千四百棟は旧耐震基準であることから、二〇二四年度までに約五百棟を建て替え、改修等に着手、二〇二五年度予
○美延委員 もう少し質問はあるんですけれども、今日はここで終了させていただいて…
○美延委員 もう少し質問はあるんですけれども、今日はここで終了させていただいて、残余の質問に関しては一般質問のときにさせていただきます。 ありがとうございました。
○遠藤委員長 ありがとうございます
○遠藤委員長 ありがとうございます。 美延理事には、いつも大変御配慮いただきまして、誠にありがとうございます。 次に、橋本幹彦君。
○橋本(幹)委員 橋本幹彦でございます
○橋本(幹)委員 橋本幹彦でございます。 今、世界は混沌とした時代に入りつつあります。 中谷大臣、今、同盟国、同志国、近隣諸国との関係を通じて日本がこの国際情勢を乗り切っていく、そういうようなときだと思いますけれども、ここに当たって、日本人が自ら主体性を持って戦略を立てていくことが大事だと思います。そのようなことについて大臣の認識はいかがでしょうか。
○中谷国務大臣 もちろん、ウクライナの例を見るまでもなく、自分の国は自分で守る…
○中谷国務大臣 もちろん、ウクライナの例を見るまでもなく、自分の国は自分で守るというのが一番大事なことでございます。 しかし、これまでの戦後の国際安全保障を見てまいりますと、国連の役割とか、二国間の安全保障における条約、取決め、国際安全保障機構などが存在しまして、同盟国、同志国間のネットワークを重層的に構築することも大変重要でありますので、これを拡大して抑止力を強化していくことは重要であると認
○橋本(幹)委員 これに当たって、先ほどまで赤澤大臣が米国で交渉をしていました
○橋本(幹)委員 これに当たって、先ほどまで赤澤大臣が米国で交渉をしていました。この交渉の構えについて伺いたいと思います。 日本国政府は、防衛と経済は切り離して議論するべきだというふうに考えていたのではないかと思います。交渉の対象はあくまで関税に限られる、そういった想定が強かったと思います。お米ですとか自動車ですとか、そういったところがよくこの国会でも議題に上がりました。ところが、赤澤大臣が航
○中谷国務大臣 日米安保条約は、安全保障など、平和的な国際関係の発展に貢献する…
○中谷国務大臣 日米安保条約は、安全保障など、平和的な国際関係の発展に貢献するということで、締約国は、国際経済社会における食い違いを除くことに努め、また、両国間の経済的な協力を促進する、これは第二条に書かれているわけでありまして、相互的に日米が協力して平和と繁栄を維持しているということでございます。 そこで、今般発動された相互関税措置を始め、米国による広範な貿易制限措置は、日米両国の経済関係、
○橋本(幹)委員 省庁間で連携してということですけれども、では、赤澤大臣の訪米…
○橋本(幹)委員 省庁間で連携してということですけれども、では、赤澤大臣の訪米に際して、防衛省は幹部を随行させたんでしょうか。
○中谷国務大臣 この日米間の交渉につきましては、赤澤担当大臣に一任されて、国を…
○中谷国務大臣 この日米間の交渉につきましては、赤澤担当大臣に一任されて、国を代表して今交渉に当たっているわけでございますので、現在のところ、防衛省としましては、この成り行き、経過を注視しているところでございます。
○橋本(幹)委員 随行させなかったということだと受け止めましたけれども、中谷大…
○橋本(幹)委員 随行させなかったということだと受け止めましたけれども、中谷大臣、私は日本国政府にしっかりとしたリーダーシップを発揮していただきたいんです。 この混沌としている国際情勢を力強く歩んでいって、国民の生活、農業もそうです、産業もそうです、これを守り抜くんだということを政府一丸となってやっていく、そのような意気込みも聞こえたわけですけれども、なぜ随行させなかったんでしょうか。なぜ幹部
○中谷国務大臣 今回は第一回目の訪米による直接交渉になるわけでございますので、…
○中谷国務大臣 今回は第一回目の訪米による直接交渉になるわけでございますので、どういったことが要求されるのか、どういう認識であるのか、そういうことも踏まえて政府は対応しなければなりません。 事前に日本政府としては、全省庁、全閣僚が一体的にこれに対応するということで認識を深めておりまして、そういう意味で、今回は赤澤大臣が代表して交渉に行ったわけでございますので、この内容、結果を注視して、その後し
○橋本(幹)委員 政府の情勢認識は甘過ぎると言わざるを得ません
○橋本(幹)委員 政府の情勢認識は甘過ぎると言わざるを得ません。 ちょうど一週間前の四月十日にもこの安全保障委員会の場で私から岩屋外務大臣に質問しました。国際情勢認識をただして、岩屋大臣は、米国の安全保障の方針は揺らいでいない、日本は引き続き日米同盟を新たな高みに引き上げていく、そのように発言されたわけです。私はこれに対して、甘いのではないかと発言しましたけれども、今振り返ってみれば、やはり甘
○中谷国務大臣 現在は赤澤大臣が代表して交渉に当たっておりますけれども、それま…
○中谷国務大臣 現在は赤澤大臣が代表して交渉に当たっておりますけれども、それまでの事前の情報等につきましても、今のところ、安全保障や日本の防衛政策について何ら具体的な要求があったわけではございません。 せんだって三月三十日に日米の防衛大臣会談でヘグセス国防長官との間で話をいたしましたが、その間は具体的な要求は何もありませんでした。そして、日米それぞれの防衛力の強化、日米同盟の抑止力、対処力を強
○橋本(幹)委員 資料五、ドイツにおいて首相就任目前のメルツ氏の発言です
○橋本(幹)委員 資料五、ドイツにおいて首相就任目前のメルツ氏の発言です。私にとって絶対的な優先事項は、米国からの独立を実際に段階的に達成できるよう、できるだけ早く欧州を強化することだ。そして、資料六、防衛とインフラ分野に対する債務ブレーキを外すというドイツにとっては大変重要な歴史的な決定をしました。日本国もドイツのことをそのままやれという話ではないと思いますけれども、是非、主体性を持って力強く交
○中谷国務大臣 せんだって硫黄島の慰霊に参りましたけれども、自衛隊の方は、しっ…
○中谷国務大臣 せんだって硫黄島の慰霊に参りましたけれども、自衛隊の方は、しっかりとした隊舎もありますし、倉庫や施設もあって、暑さ対策につきましても冷房がしっかり利いておりまして、決してこういった点において隊員に対して苦痛を与えるというような認識は感じませんでした。 そして、処遇につきましては、今、定年の引上げとか、若年定年退職金の給付の引上げとか、俸給表の改定とか、各種総合的に実施いたしてお
○橋本(幹)委員 後方の軽視についてお話ししているわけですけれども、よく国会で…
○橋本(幹)委員 後方の軽視についてお話ししているわけですけれども、よく国会でもトイレットペーパーが不足しているという話題が出ますけれども、トイレットペーパーが不足するというぐらい分かりやすい話題ではないんです。だからこそ国会でも余り取り上げられてこなかったんだと思いますが、私自身も航空機整備で後方の職種でした。政治の光が当たらないなと感じることもたくさんありました。政治だけではなくて、例えば各幕
○中谷国務大臣 もちろん後方に十分配慮しながら考えていかなければなりませんが、…
○中谷国務大臣 もちろん後方に十分配慮しながら考えていかなければなりませんが、後方のみならず、情報の世界とか、現場の訓練に当たる部署とか、自衛隊はあらゆる部署で仕事をしておりますので、総合的に力が発揮できますように、各分野、各部署の処遇、現状をしっかり把握して、能力が発揮できなくならないように努力してまいりたいと思っております。
○橋本(幹)委員 後方だけではなくて、全ての隊員が大事であるというのはそのとお…
○橋本(幹)委員 後方だけではなくて、全ての隊員が大事であるというのはそのとおりだと思います。 資料十三、これは「台湾有事を想定、空自戦闘機が中国艦を攻撃 日米共同演習の概要判明」という産経新聞の四月六日の記事です。そもそも戦にならぬことを切に願うものですが、しかし、現場の隊員は、万が一があったときの究極の任務に備えて訓練しているのだと、この記事を読んで改めて感謝と敬意の念を新たにしたものです
○中谷国務大臣 私もこの記事を見ましたけれども、これが全てではないのです
○中谷国務大臣 私もこの記事を見ましたけれども、これが全てではないのです。一例かもしれませんけれども、そういうことを書いて報道されたのではないか。この根拠は私も分かりません。 こういったものは本当に一例でありまして、あらゆる事態に切れ目のない対応ができるように、装備も含めまして訓練、隊務を行っておりますので、自衛隊はあらゆる事態を想定して対応しているということでございます。
○橋本(幹)委員 これだけではないと思います
○橋本(幹)委員 これだけではないと思います。これは一例だと思います。 一般論として、こういった訓練の状況ですとか自衛隊の運用に係る情報は秘密になっています。それも特定秘密になり得るものだと思います。 仮に、こういう記事のような内容が本当だとしたら、これがエビデンスがあるものだとしたら、これは特定秘密に当たるのではないかと思いますけれども、大臣の御認識はいかがでしょうか。
○中谷国務大臣 自衛隊の訓練の詳細を明らかにすることはできません
○中谷国務大臣 自衛隊の訓練の詳細を明らかにすることはできません。ただし、秘密保全とか情報の漏えいは自衛隊としてもあってはならないことでありまして、看過できないわけでございますので、仮にそういうことがあるとすれば、しっかり調査してしかるべき処置をすべきであると考えております。
○橋本(幹)委員 今回の記事を通じて、私は、日本の安全保障に関する議論、特に国…
○橋本(幹)委員 今回の記事を通じて、私は、日本の安全保障に関する議論、特に国会における議論というのはまだまだ道半ばだなと感じました。 今国会の閣法の審議はこの防衛省設置法の改正で終わりますけれども、ただ、国会で議論すべきことは山ほどあると思います。こういう諸問題について是非一般質問でも取り上げられればと思いますけれども、日本国憲法第四十一条にあるとおり、国会は国権の最高機関です。こういった情
○中谷国務大臣 国会は、文民統制、シビリアンコントロールにおいて最も重要な存在…
○中谷国務大臣 国会は、文民統制、シビリアンコントロールにおいて最も重要な存在でございまして、本日も安全保障委員会で非常に活発にいろいろ議論されているわけでありますが、私は非常に充実した議論が行われていると認識しておりまして、この安全保障委員会という存在もシビリアンコントロールの一つのようなものでございます。そういう意味におきましては、幅広く国会で議論していただきたいと思います。 また、秘密会
○橋本(幹)委員 文民統制に当たるということではないという理解でよろしいですね
○橋本(幹)委員 文民統制に当たるということではないという理解でよろしいですね。国会に制服組を呼ぶことは文民統制を侵す話ではなくて、それは国会が議論する話だ、そういう防衛省の見解ということでよろしいでしょうか。
○中谷国務大臣 国会答弁も含めまして、全ての国会の質疑や内容等につきましては国…
○中谷国務大臣 国会答弁も含めまして、全ての国会の質疑や内容等につきましては国会で決めることでございますので、その中で検討されるべきものではないか。防衛省としましては、決まったことに対しては、それに従ってしっかり対応するということでございます。
○橋本(幹)委員 ありがとうございます
○橋本(幹)委員 ありがとうございます。文民統制とは関係ないという答弁だったと理解します。 資料十九、政治学者の三浦瑠麗氏が二月六日にSNSのXにて発信した内容です。日本の野党が政権を取れない理由の一端には、外交安全保障の観点から彼らの実力を不安視する有権者の存在がある。もちろん、全てが根拠のある不安というわけではなかろうが、野党が武官の持つ知見を得られないこともそれに寄与している。憲法にも国
○橋本(幹)委員 ありがとうございます。 それでは、組織文化改革、精強性、知的基盤の連接について伺います。 ここまで、国際情勢に向かっていくこと、あるいは処遇の改善、文民統制の在り方を議論しました。当然これだけでは先ほどの記事であったような激しい任務、訓練というところで戦えないと思います。やはり国民の理解と知的基盤がしっかりとした自衛隊でなければこういった困難な任務には立ち向かえないという
○中谷国務大臣 古くはマハンの海洋戦略の考え方もありますが、ドクトリンというの…
○中谷国務大臣 古くはマハンの海洋戦略の考え方もありますが、ドクトリンというのは非常に大事なことでありまして、国家においても国家安全保障の戦略とか防衛戦略とか、そういう考えをまとめておりますが、それぞれ陸海空自衛隊においても、こういったドクトリン的な要綱、考え方をまとめて、それに従って実際に活動すべきであります。 パレードの話がありましたけれども、もはや形式とか権威を示す時代ではなくて、実際に
○橋本(幹)委員 パレードの話もいただきました
○橋本(幹)委員 パレードの話もいただきました。パレードが美しい軍隊は実戦に弱いという言葉もあります。まさにその警句を自衛隊も直視して変わりつつあるのだと思います。 ただ、それを装備品を充てて処遇改善してというところは、これも大事ですけれども、仏像作って魂込めずのようなものだと思うんです。 あるいは、大臣もラグビーをされますけれども、ラグビーでいったら、例えばビデオ判定を入れますとか、それ
○中谷国務大臣 先ほど、海上自衛隊の基本ドクトリンのお話がございました
○中谷国務大臣 先ほど、海上自衛隊の基本ドクトリンのお話がございました。これを読んでみますと、確立した定義があるわけではありませんけれども、常に環境が変化する海上作戦の性質に鑑みて、下級指揮官が自らの権限の範囲内において任務遂行の方法を委ねられることが大事であるというようなことで、まさにこういった真髄的なことも指摘をいただいております。 今、統合訓練とか国際訓練を幅広く実施するようになりました
○橋本(幹)委員 最後に、国民の理解のところですけれども、今まで服務の宣誓の文…
○橋本(幹)委員 最後に、国民の理解のところですけれども、今まで服務の宣誓の文言ですとか顕彰の在り方について議論してきました。これも大変重要だと思います。なかなか議論が進みづらいところだと思いますけれども、私は、我が国の平和と独立を守ると言われても、二十四万の自衛官が皆ぴんとくるかというと、こない文言だと思います。 資料四十二、米国軍人の誓約が書いてありますけれども、例えば、リベラルの立場から
○中谷国務大臣 服務の宣誓のお話がありましたけれども、この服務の宣誓の中に「事…
○中谷国務大臣 服務の宣誓のお話がありましたけれども、この服務の宣誓の中に「事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえる」とあります。まさにここがポイントだと思います。 自衛隊も、国民の命、暮らし、平和を守るという負託に応えて、この国を守り抜くという任務が必要でありまして、そのためにどう考えるかということにつきましては、ここがポイントだと思います。国を守ると
○橋本(幹)委員 大変いい議論ができました
○橋本(幹)委員 大変いい議論ができました。ありがとうございました。終わります。
○遠藤委員長 お疲れさまでございました。橋本幹彦君の質疑は終了いたしました。 次に、平岩征樹君。
○中谷国務大臣 予備自衛官の方はほかに本業を持っておられる方が多くて、雇用企業…
○中谷国務大臣 予備自衛官の方はほかに本業を持っておられる方が多くて、雇用企業などの御理解、御協力が不可欠であると認識しております。したがって、経営者などの方に、大臣、方面総監、地連、地方協力本部長から感謝状を贈与しております。私も約二十の雇用企業等に感謝状を贈与いたしました。 また、予備自衛官に対する社会的な関心、理解を深めるということで、予備自衛官協力事務所表示制度を設けまして、防衛大臣、
○中谷国務大臣 EBPMとは、証拠に基づく政策立案ということで、データ等のエビ…
○中谷国務大臣 EBPMとは、証拠に基づく政策立案ということで、データ等のエビデンスに基づいて機動的に政策を立案、修正することでございます。 この点につきまして、関係閣僚会議の基本方針に基づきまして、手当の新設、金額の引上げ、居住区内の環境改善、再就職のあっせんなど、生活設計の確立に向けた取組が進んでいるところでございますが、最近の部内の問題として、働き盛りの特に中堅の幕僚監部の幹部の方が突然
○遠藤委員長 お疲れさまでした
○遠藤委員長 お疲れさまでした。これにて平岩征樹君の質疑は終了いたしました。 次回は、明十八日金曜日午後二時二十分理事会、午後二時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。 午後零時三十分散会